2026.01.29
こんにちは、堺東Mデンタルクリニックの藤本です。
今日はインプラント治療の流れについてお話したいと思います。
インプラントは人工歯根です。
インプラントは骨のない部位にインプラント体を埋入する治療です。
上顎・下顎どちらにも埋入することは可能です。
埋入する際には3次元的な診断が必要なため、CT撮影を行います。
なぜかと言いますと、骨のなかには空洞になっている部位や、大切な神経の通っている部位がありますので、そこを避ける必要があります。
そのほかに、CT画像で骨の厚み・密度を確認し、問題なければインプラント体のサイズを選択します。
インプラントには最適な埋入方向があるので、そのためにガイドというものを使っていきます。インプラントは本数を問わず、最適な位置に埋入することが大切になります。
インプラント治療の日程が決まりましたら、処置の前日はアルコールはなるべく控えていただくとよろしいかと思います。
インプラント処置の麻酔は、一般的な虫歯治療に用いる局所麻酔です。
前文にありますガイドというものを用いてインプラントを埋入し、インプラントを歯肉で覆い縫合します。約40分程でインプラント埋入の処置は終了します。
埋入してから7~10日後に縫合した糸を取り除きます。
場所によって目立つところや気になるところなら、仮歯を入れることも可能ですので確認してくださいね。
それぞれ異なりはしますが、4~6か月ほど安定するまで経過を見ていきます。
では次の治療に進みます。ここからは2次治療です。
インプラント体は歯肉に埋もれている状態ですので、麻酔をし、インプラントの頭の部分を確認するためにレーザーなどを用いて歯肉を開けていきます。
その時もガイドを用いてインプラント埋入部分を確認しながら進めていきます。
インプラント体を確認できたら、そのまま放置しておくと傷口を塞ぐように歯肉が覆ってくるので、それを防ぐためにヒーリングアバットメントという器具を使用します。
聞きなれない言葉だと思いますが、土台を作製していくための前準備になります。
インプラントは歯根の役割をしていますので、被せ物を作製するには土台になるものがまず必要です。
土台作製の型どりまでに7~10日ほど期間を空けます。
では、土台の型どりをしていきます。
スペースを確保していたヒーリングアバットメントを外し、印象用コーピングという器具を使用します。これを用いることにより、土台の方向性を決め作製していきます。
型どりに用いる印象材はインプラント専用の物を使用します。
次回はアバットメント(土台)が出来上がってきます。
いよいよインプラント体に土台を接続し、上部構造(被せ物)の作製にとりかかります。もうすぐゴールです、わくわくしますね。
アバットメント(土台)が出来上がってきました。
ヒーリングアバットメントを外し、インプラントとアバットメントを接続します。
ここで上部構造(被せ物)の作製のための型どりを行います。
被せ物の種類はいくつかあり、費用が異なりますので、患者さんと相談して決めていき
ます。
どのタイプを選択されても、しっかりと噛むことが出来ます。
いよいよ被せ物が入ります、長かったですねもう少しです!
被せ物の装着をしていきます。
対合する歯との噛み合わせをみて調整していきます。
左右でバランスよく嚙めているかを確認し、装着していきます。
基本仮止めのセメントで装着します。(タイプによってネジ止めもあります。)
これでインプラント治療は完了です!
おおよそ7か月間お疲れ様でした。
頑張っていただいたおかげでゴールにたどり着けました。
今日からしっかり噛むことが出来ますが、まずはゆっくり慌てず柔らかいものから召し上がってくださいね。
インプラントは人工の物ですが、ご自身の歯と同じように大切に扱ってくださいね。
虫歯にこそなりませんが、歯に歯周炎という炎症を起こすことがあるように、「インプラント周囲炎」という病名がありますので、日々のケア、ブラッシングがとても大切です。インプラント用の歯磨き粉も当院で販売しておりますので、使用してみてください。
医院によって異なりますが、当院では1ヶ月に一度来院していただきメンテナンスを行います。ネジが緩んでいないか、プラークコントロールはきっちりできているかの確認を行います。
問題なく使用いただけているようでしたら、期間を空けた定期健診に移行していきます。
いかがでしたか?インプラント治療の流れをご理解いただけましたでしょうか。
ご質問やご意見がございましたらお答えいたしますので、お気軽にご連絡くださいね。