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ワイヤー矯正とは?治療の種類やメリット・デメリット、費用も

2025.12.17

ワイヤー矯正中の女性の口元

こんにちは。堺市堺区、南海高野線「堺東駅」直通の歯医者「堺東Mデンタルクリニック」です。

歯並びや噛み合わせを改善するための矯正治療として、ワイヤー矯正は多くの方に選ばれています。装置が目立つイメージを持たれることもありますが、最近では審美性に配慮した装置も登場しており、見た目にも配慮した治療が可能です。

「ワイヤー矯正ってどんなもの?」「費用はどのくらい?」と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ワイヤー矯正の基本から種類、メリット・デメリット、費用まで詳しく解説します。ワイヤー矯正にご興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正の模型

ワイヤー矯正とは、歯並びを整えるために使用される最も一般的な矯正治療法の一つです。金属やセラミック製のブラケットを歯の表面に接着し、そこに細いワイヤーを通して歯に一定の力を加えながら、段階的に歯を移動させていきます。

ワイヤー矯正は、部分的な歯の移動から歯列全体の治療まで多様な症例に対応可能です。また、マウスピース矯正とは異なり、確実に歯を動かすための力を持続的にかけられる点が特徴です。

治療期間は症例にもよりますが、一般的には1年半〜3年程度が目安となります。矯正装置の種類も多様で、患者さまの希望に合わせて選択可能です。例えば、目立ちにくい素材を選ぶことで、見た目への影響を抑えながら治療を進められます。

治療中は定期的にワイヤーの調整を行いながら、歯を理想的な位置へと導いていきます。

ワイヤー矯正の種類

裏側矯正の模型

ワイヤー矯正には、大きく分けて表側矯正、裏側矯正、ハーフリンガル矯正の3種類があります。それぞれに特徴があり、患者さまの希望や症状に合わせて選択することが可能です。

ここでは、それぞれの方法の特徴を確認していきましょう。

表側矯正

表側矯正では、歯の表側(頬側)に金属、またはセラミックやプラスチック製のブラケットを接着し、そこにワイヤーを通して歯を動かします。歯の裏側にワイヤーを取り付ける裏側矯正と比べると費用は安く、装置が目立つため審美性の面では劣ります。

しかし、最も歴史のある方法で、幅広い症例に対応可能という特徴があります。装置の調整も行いやすいため、治療がスムーズに進みやすいと考えられています。

対応している歯科医院も多く、効果的に歯並びを整えられる方法と言えるでしょう。

裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側(舌側)にブラケットやワイヤーを装着する方法です。舌側矯正ともいい、表側矯正とは異なり装置が外から見えないのが最大のメリットです。人と話す機会が多い接客業の方や、見た目が気になって矯正治療に踏み出せずにいる方に選択される傾向があります。

一方で、歯の裏側の複雑な形状に装置を装着する必要があるため、費用が高くなったり調整に時間がかかったりすることはデメリットでしょう。また、装置が舌に触れるため、発音に影響が出ることが非常に多いです。痛みや違和感を強く感じることもあるかもしれません。

特殊な装置を使用すること、装着や調整に高度が技術が必要なことから、対応していない歯科医院もあります。

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正は、上の歯は裏側矯正で、下の歯は表側矯正で治療を行う方法です。話したり笑ったりする際に見えやすい上の歯には目立ちにくい方法にすることで、治療中の見た目への影響を最小限に抑えられます。一方で、下の歯には表側矯正を行うことで、治療費の負担を軽減できます。

しかし、裏側矯正を部分的に行うため、完全な裏側矯正よりも見た目の違和感は残りやすいです。また、舌が装置に触れづらいため、発音への影響も軽減できる可能性があります。

ワイヤー矯正のメリット・デメリット

ワイヤー矯正のメリット・デメリットのイメージ

ワイヤー矯正は、長年にわたり多くの人に選ばれてきた矯正治療の一つです。見た目や装置の違和感などがデメリットとしてピックアップされることが多い一方で、確かな治療効果や幅広い適応範囲といったメリットも数多くあります。

ここでは、ワイヤー矯正の主なメリットとデメリットを整理し、治療を検討する上で知っておきたいポイントを詳しく解説します。

ワイヤー矯正のメリット

ワイヤー矯正のメリットは、以下のとおりです。

幅広い症例に対応できる

ワイヤー矯正は、軽度な歯のずれから重度の不正咬合まで、幅広い歯列不正に対応可能です。重度の出っ歯や受け口など、マウスピース矯正では対応が難しい症例でも、ワイヤー矯正なら治療できるケースも少なくありません。

歯の移動方向や距離なども細かく調整しやすいため、理想的な歯並びを目指しやすいでしょう。

治療計画どおりに歯を動かしやすい

ワイヤー矯正では、定期的に歯科医院を受診してワイヤーの調整を行います。歯科医師が定期的に装置の調整を行い、その際には歯の動き方や歯並びの状態なども確認するため、計画どおりに歯を移動させやすいといえるでしょう。

計画と歯の動きにズレが生じたとしても、早期に対応することが可能なので、問題が大きくなる前に解決できます。

自己管理の必要がない

ワイヤー矯正は、装置を患者さま自身で取り外すことができません。装置が固定されているため、患者さまが自己管理をする必要がありません。

マウスピース矯正では、マウスピースの取り外しが可能なため、指示された装着時間を守れなければ治療が進まない可能性があります。ワイヤー矯正ではその心配がなく、24時間歯に力を加えられるので、治療がスムーズに進みやすいのです。

ワイヤー矯正のデメリット

一方で、ワイヤー矯正には以下のようなデメリットもあります。

異物感や痛みが生じやすい

ワイヤー矯正では、装置が歯に接触するため、最初の数日は異物感や痛みが生じることがあります。また、金属製の装置を使用する場合、金属アレルギーのリスクがあることも理解しておかなければなりません。

装置の摩擦によって口腔内に擦れ傷が生じることもあり、定期的な調整やケアが求められます。

口腔ケアが難しくなる

ブラケットやワイヤーが取り付けられていることで、歯磨きが難しくなります。適切に歯磨きができていないと、虫歯や歯周病になるリスクが高まるでしょう。

矯正中に虫歯や歯周病になった場合、基本的には虫歯・歯周病の治療を優先しなければなりません。矯正装置が治療の妨げになる場合は装置を一度外さなければならないので、治療計画に影響が出る可能性もあるでしょう。

このため、普段よりも丁寧に歯磨きをする必要があります。

装置が目立つことがある

装置は固定式で取り外せないため、治療中の見た目を気にする方は非常に多いです。目立ちにくい装置や方法を選択したとしても、装置が口内にあることは変わらないので、矯正中の会話に自信を持てなくなることもあるかもしれません。

ワイヤー矯正の費用

ワイヤー矯正の費用のイメージ

ワイヤー矯正の費用は、治療方法や歯科医院の方針、地域差などによって大きく異なりますが、一般的な相場を知っておくことで事前の準備がしやすくなります。

表側矯正の費用相場は、全体矯正の場合で60万円〜80万円ほどです。部分矯正の場合は30万円〜50万円程度となります。裏側矯正は表側矯正よりも高額になり、全体矯正で80万円〜120万円程度、部分矯正で50万円〜70万円程度が目安です。

ハーフリンガル矯正は、裏側矯正よりも費用を抑えられる場合がありますが、全体矯正で70万円〜100万円が目安です。部分矯正の場合は、40万円〜60万円程度が相場でしょう。

まとめ

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ワイヤー矯正には、主に表側矯正、裏側矯正、ハーフリンガル矯正の3つの治療方法があり、それぞれに特徴があります。費用は治療方法や症例によって異なりますが、表側矯正が最も費用を抑えられる傾向にあります。

メリット・デメリットをよく理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

ワイヤー矯正を検討されている方は、堺市堺区、南海高野線「堺東駅」直通の歯医者「堺東Mデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は審美治療に特に力を入れており、口元の見た目の改善だけでなく患者様に合わせた治療を提案させていただきます。当院の診療ページはこちら、初診のWEB予約も受け付けておりますので、ご活用ください。